軽度発達障害児は、社会的場面で適切に振舞うことが苦手です。
親の考える問題状況と指導者のとらえる教育課題が一致しないために、しばしば、指導が難しくなることがあります。そのような時に、簡単な手順で、子どもの困難を示せる手段が必要ですが、従来、工夫されてきませんでした。
「心の理論」課題を用いることによって、子どもの持つ困難を深く理解できます。そこで、場所や時間の制約を受けずに、評価や説明に役立てることができるよう、評価課題を作成しました。
私達の行なってきた学習指導会で利用してきた課題です。ご活用ください。
東京学芸大学教授
教育学博士
小池 敏英